中島眞一郎(コムスタカー外国人と共に生きる会)
コムスタカー外国人と共に生きる会呼びかけによる、2022年5月27日(金曜日)午後2時から午後4時まで、熊本市中央区上通入口の道路付近で、約20名の参加で、横断幕を2枚掲げ、ハンドマイクで、まっとうな労働者としての受け入れを求めて技能実習制度の廃止と、ベトナム人技能実習生リンさんの無罪判決を求めるアピール、そして、リンさんの無罪署名活動を行い、無罪を求める署名約50名分が集まりました。
また、同日午後7時から午後9時過ぎまで、熊本市国際交流会館ホールで、「技能実習制度廃止のキャラバンを迎え、ベトナム人技能実習生リンさんの無罪判決を求める支援集会in 熊本」を記載しました。
当日準備期間が少なく緊急の取り組みでありましたが、会場参加 30名以上、オンライン参加当日92名(事前申込184人)の参加がありました。
鳥井一平氏(移住者と連帯する全国ネットワーク代表理事)が、「移民社会日本びっくりまっとうな移民政策を」というタイトルで50分間講演しました。
その話で強調したのは、「技能自習制度は、一部にひどい人権侵害があるのではなく、日本政府が認めてこなかった移民受け入れの歴史の中で、労働力を受け入れるために作られたごまかしの制度であり、構造的に根本的な欠陥があり、これを廃止して正規に労働者として受け入れるための制度を作ること」であり、長野県の信濃毎日新聞社や宮崎県の宮崎日日新聞社が技能実種制度を特集して、新聞社として政策提言を行っているが、これら地方では「外国人を労働者として、そして定住できる住民として制度への変更を求めている」こと、これが地方の大多数の声であること。
古川法務大臣との勉強会で、法務省入管の官僚の側に、技能実習制度の廃止と改定入管法(廃案になった内容の復活を含む)とのバターの動きがあり、それに警戒しなければならない。(法務省入管側は、技能実習制度は厚生労働省が導入してきたもので余計なものという感覚がある)」という話が印象に残りました。
その後、石黒大貴弁護士(リンさんの刑事裁判弁護団主任弁護人)は、当日所用で録画によるオンライン参加となりましたが、20分間「無罪判決を求める上告趣意書の内容について」報告がありました。
次に、成毛佳季氏(ベトナム人技能実習生リンさんの裁判を支援する会共同代表)から、リンさんの無罪判決を求める署名が、これまで累計で87552名に達していることが報告されました。(その後の集計で実際には約88000名を現在超えているがわかりました。)
休憩をはさんで、上告人であるリンさんから、「2年3か月間の技能実習期間中に、なぜ妊娠をだれにも言えなったのか」について、送り出し機関、監理団体、実習実施者について、体験したことをベトナム語で話し、通訳者が日本語で報告しました。
コムスタカの代表である中島から、「コムスタカへの技能実習生への相談(妊娠-出産ケースを中心に)」というテーマで報告。
最後に、本村真氏(外国人技能実習生権利ネットワーク北九州)が福岡県内や九州内の技能実習生からの相談の取り組みの報告がありました。
尚、後日アーカイブでみれるように、鳥井一平氏、石黒弁護士の報告などYOUTUBE で公開します。
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